第2章 5月
「目を閉じてください」
「ん」
目を閉じた和也君。
べつに、変なことなんてしません。
ただ、あまりにも綺麗な顔立ちですから・・・
私は和也君の長いまつげが好きです。
「なんなの?」
「あ、もう大丈夫ですよ」
「意味わかんない」
「もう寝ましょうか」
「バカ」
自分でも意味わかんないです。
でも、バカでいいです。
「和也君」
「はい」
なかなか伝えられなかったから
伝えます。
「好きです」
「ふふっ。私も」
「よかった」
「ベットまでお連れします。お姫様」
「わっ!」
またお姫様だっこされて、久しぶりに二人でベットです。