• テキストサイズ

恋愛診察2

第10章 1月


「私も何かお手伝い・・・」
「あーー大丈夫ですから。どうぞゆっくりしててください」

キッチンに立つ加藤さんをそろそろと戻した。

「ほら」

私が指差す先には・・・



トントントントン



今にもまな板から煙が出そうな速さで準備する知恵ちゃん。



こんなに家庭的なのにね

なんで女の子に見えないかな?(笑)



「みたい・・・ですね」
「そうです」

私でさえ出番がないかんじなんです。
怪我でもしたらいけないでしょ?

「じゃあ、待ってますね」
「はい。すみません」

腰がどんどん曲がってく。
こんなに素敵な人と和也君の方が
お似合いなのに・・・。

「はーあ」
「どうした?」

手の速さとはうって変わっての優しい口調。

「はーあ」
「え?」

/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp