• テキストサイズ

恋愛診察2

第10章 1月


「戻ってきたの?」
「はい」

手伝ってくるって言ったのに、
加藤さんはすぐ戻ってきた。

「いいから、って追い出されちゃいました」

ちょっとちょっと、そんな言い方ないんじゃないですか?まるであおさんが悪いみたいな。

まあこれは私のただの惚れた弱みというやつですがね(笑)

「きっと怪我でもさせたら悪いと思ったんですよ。あの人そういうの伝えるの下手だから」
「さすがニノ」

そりゃあ、守りますよ。
だって、どうせ今頃『なんで加藤さんじゃなくて私なんだろう』とか考えてそうですからね。


「なんか、いいですね。お互い思い合うって」
「理想なんだよね。二宮夫婦は」
「ありがとうございます」


何よりもいいのは、あおさんを見飽きないこと。
いくらでも見れますよ(笑)


「知ってる?二宮伝説」

翔さんが加藤さんにいきなり問いかけた。
二宮伝説?

「玉ねぎで日向を泣かせたニノがね」
「あ、俺も知ってる!」

にやつく翔さんに参道する潤くん。

「涙を舐めたんだよね~」
「えー!」






ありましたね。そんなことも。








/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp