• テキストサイズ

アイナナ夢

第8章 Rey5




「俺が呼んでって頼んだ」
『な』

何言ってるんですかーーー!!!
頼んだと言うより脅迫みたいなものだったのに。

「可愛い子に名前で呼んでもらったほうが嬉しいっしょ」
『や、大和さん…やめっ』

どうしてハッキリ言っちゃうんですかね!?
顔を見られないように隠すも恥ずかしすぎて死にそう。

『み、見ないで…』
「あーなんかわかる気がする」
「oh…ベリーキュート」
「だろ?」

納得しないでください。
ホント顔見れなくなるから。

「だからって手を出すのは禁止な」
「出さねえよ!」
「ヤマト、独り占めよくないです」
『……帰っていいですか』

と言うか帰る。
絶対帰る。

「それならお兄さんとご飯行かね?」
「おっさんの奢りか!?」
「華があるのはいいことです」
「お前らには言ってねえよ!」

え、つまり私に言った?
もちろん私は……

『行かないし帰る!』

と言い放って大和さんの腕を振りほどいて逃げた。
追ってくる気配もないしこのまま帰ろう…。





「大和さんフラれてやんの」
「うるせ」
/ 117ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp