第11章 告白11　初夜

シャワーを浴び　湯船につかる

仄かに香る入浴剤は
うっすら翔くんの匂いがして

それだけで体温が上がっていく感じがする

怖いことは怖い
だって　使う場所が場所だし
オンナ相手でもこんなの挿れて痛くねーの？ってくらいの
男根をそこで受けとめるんだから
あの日見た翔くんのはけっこうデカかったし
正直　どうなるのか想像がつかない

でも　確信があるのは
翔くんはおいらに酷いことはしないってことと

どんなことになってもおいらが翔くんに抱かれたいってこと

当然　抱くのは翔くんだと思ってた
どっちがどっちなんてわかりきってると

早く抱いてほしいが故に
それを想像してゆるゆると勃ちあがってくる自身の欲を　どうにか抑えようと

このまま1回抜いてもいいか

いや　駄目だ
やっと　やっと翔くんと繋がれるのに
気持ち良くなるなら翔くんと一緒がいい

ここは我慢しろ　

新婚初夜のオンナって　こんなこと考えんのかな