第8章 告白8 誤算
相「…あの2人がいちばんツラいんじゃないかな」
仕事終わりでまっすぐうちに来て
缶ビールのプルタブを開け
私と潤くんの話を一通り聞いて
相葉さんがぽそっと 一言そう言った
潤「…」
ニ「…そう だと思います」
相「おーちゃんと翔ちゃんはさ デビュー当時からいろんなもの背負ってんだよ ずっと」
おつまみないの? と茶化しながら
坦々と話を続ける
相「俺たち気持ちは理解してくれてると思う その上で嵐の事を考えて 俺たちの気持ちに答えられないって あの2人にとってはすごくツラい事だと思うんだ」
何より 私たちを大切に守ってくれてる
その私たちの気持ちを受け取れない
私たちが大事だから
確かに あの人たちにとって
ツラいに違いない
潤「じゃあ どうすれば…」
相「どうも出来ないよ」
嵐の中では弟に分類される相葉さんも
この3人の中では いちばん年上で
時々 俯瞰は
この人がいちばんなんじゃないかと思う
相「俺ね バラエティのオファー来てんの 志村さんの番組」
潤「え!?すごいじゃん!!受けるの!?」
相「受けようと思ってる」