第18章 告白18 5色の虹
事務所に連絡を入れて
サプライズで退院祝いをしたいから
コンシェルジュに話を通しておいてくれと頼んで
ニノと相葉くんと合流して
大野さんのマンションに向かう
マンションに着くと
コンシェルジュは快くセキュリティを解除してくれて
大野さんの部屋のドアノブを そっと回す
施錠はされてなく すんなり開いて
中は 暗くて
かろうじて ダウンライトだけが足元を照らす
ニ「…寝てる…?」
相「いないっぽいね…念のため寝室覗いてみる」
リビングの明かりをつけて
相葉くんが 寝室の方に歩いていく
大野さんの香水の香りが漂う部屋の中に
微かに香る 男特有の情事の残り香
潤「相葉くん 寝室は行かないほうが」
相「セックスしてるかもって? でも声も音も聞こえない 覗いても大丈夫だとは思う」
一応 軽くノックをして
寝室のドアを 静かに開ける
相「…おーちゃん 翔ちゃん いる…?」
ニノと一緒に 相葉くんの後ろに行って
リビングの明かりを背に
ベッドに2人が寝てるのを 確認できた
ホッとした 次の瞬間
相「…ねぇ 2人… 手が…」
心臓が ドクンと一瞬強くなって
そのまま 動悸が止まらない
お互いの首に 手をかけて 動かない2人