第17章 告白17 告白
翔「…風呂 入ろうかな…」
智「ん シャワー浴びて来な」
翔「違うよ あなたと入りたい」
智「だって傷口」
翔「一応防水のテープ貰ってはいるし それ貼って入る 久し振りにあなたと入りたいな」
ラテを飲みながら
少し上目使いで おいらを見る
なんだよ 可愛いじゃねぇか
智「大丈夫ならそれでいいけど お湯溜めてくる」
翔「ん」
キッチンに行き 風呂自動のスイッチを押す
智「テープ出せ 貼ってやる」
翔「ありがと」
ツアーに行くくらいのキャリーケースから
大きめのポーチを取り出す
中には 包帯やガーゼ 絆創膏
防水テープをおいらに差し出して
シャツのボタンを外し 中に着てたTシャツ1枚になる
そのTシャツを捲りあげると
何も言わずに おいらに背中を向けた
腰にある ガーゼを剥がして
傷口が露になる
智「貼る前に消毒とかしないで大丈夫か?」
翔「大丈夫だと思う 風呂あがってから念のため消毒しようかな」
智「わかった」
そっと テープをあてると
擽ったいのか 身体を少し捩って
智「…痛かったろ」
翔「少しね でも俺筋肉質だから固かったんじゃないかな …あなたが刺されないで良かったよ…」