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告白【気象系BL】

第16章 告白16 制裁には制裁を


嫁「少しお待ち下さい」

そう言って2階に上がっていく
少し 大きな声が聞こえてきたけど
すぐに 静かになって

逃げられたら困る
悪いと思いながらも階段を登り
人の気配のする部屋のドアを開ける

記「…どうして!」
智「翔くんを刺した後 怖くてこもってんのか? だったらんな事やってんじゃねぇよ」
嫁「刺した? 主人が?」
記「聞くんじゃない!」
智「そうですよ 国民的アイドルの櫻井翔を刺して逃げたんですよ お宅の御主人 自分の記事を潰されて解雇された腹いせにね」
記「そんな事していない!嘘だ!」
智「どっちが嘘ついてんだよ 嘘でわざわざ俺がここに来るか」
嫁「そんな…あなた そんな事」
智「翔くんの意識が戻ったから事務所の人間がそれを聞いて警察に通報すればお前は間違いなく捕まるぜ」

おいらの言葉に ストンと座り込む嫁さん
可哀想だけど それが現実

智「うちの事務所と俺達を敵に回した事 後悔するんだな」

震えてる あいつの両手が
翔くんを 刺した

思わず その手を掴んで
捩じ上げながら 

智「…この手で翔くんを刺したんだろうがよ!!」

怖じ気づいた そいつが
観念したかのように 項垂れて

記「お前らが認めてれば こんな事にはならなかったの…に…!」
智「馬鹿か ありもしねぇ事認める訳ねぇだろ それをこんな事までしでかしやがって…!」

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