第16章 告白16 制裁には制裁を
智「副社長? 大野です し…櫻井を刺したヤツがわかりました あのルポライターです」
副『櫻井がそう言ったの? 意識が戻ったのね 良かった…』
智「はい 意識は戻りました 編集社に連絡入れてあいつの自宅を聞いて下さい」
副『何をする気? 大人しく櫻井の側に…』
智「大事なメンバーを傷つけられて黙ってられない 聞いたら連絡下さい」
副『…わかった そのかわり事務所の幹部もそこに向かわせる くれぐれも用心しなさい』
智「ありがとうございます」
5分もしないうち 送られてきた
都内にあるそいつの自宅に向かう
小さいけど 一戸建てで
庭なんかも綺麗に手入れしてある
こんな家と あったかい家庭があるのに
おいらと翔くんには望めないものがあるのに
どうして
おいら達の幸せを 壊そうとした
腹腸が煮えくりかえる
「どちら様ですか?」
庭に出てた女性に声を掛けられる
あいつの嫁か
智「大野と言います …御主人は?」
「昨日から体調が優れなくて寝込んでいますが… !嵐の…!」
智「御主人と話がしたい」
「中へどうぞ 外では目立ちますから」
嫁さんは 何も知らないんだ
当然か
玄関にまわり 家の中へ招き入れてくれた