第16章 告白16 制裁には制裁を
潤「何で翔くんが刺されたりすんだよ…」
相「あのアナウンサーのファンとか?」
ニ「だったら女性のほうが刺されてもおかしくありません 知名度 人気共に翔さんのほうが断然上です」
潤「だよなぁ」
容態が安定した今
疑問は当然 誰が何の為に になる
ニ「翔さんが起きてくれないと何とも…ね」
相「そうたよね …でも本当に死んじゃわなくて良かったよ おーちゃんも見てられないもん」
潤「翔くんより真っ青だったもんな 視点も合わないし…」
ニ「あんな顔 初めて見ましたよ …脱け殻みたいだった…」
2人 ずっと寄り添ってきて
片方がいなくなるかもなんて そんな経験
俺達には 当然まだ無くて
相「…羨ましいな」
ニ「いなくなられては困る2人ですけど 正直言って私はおじさんみたいにはならなかった…」
潤「半身がなくなる感覚…なのかな」
相「そうなのかもね この歳でそういう相手と巡り会えてるってことが まず凄いと思うし それだけ想い合ってる ってことだし」
あの2人くらいに 想い合える相手と
俺達は 巡り会えるんだろうか
ニ「何にせよ 早く意識が戻ってくれますように…」
相「大丈夫だよ きっと 翔ちゃんはおーちゃんの側にいるべき人なんだから 神様が離さないよ」
潤「神様…ね」