第16章 告白16 制裁には制裁を
白い天井
どこだ ここ…
相「おーちゃん!気がついた!?」
ああ 病院か…
潤「大丈夫?」
ニ「貧血ですって おじさんどれだけ血液採ったんですか」
相「おーちゃんまで倒れてどうすんだよ…」
智「…ごめん」
おいら 倒れたんだ
ごめんな 余計な心配かけちまったな
智「…翔くん は…?」
ニ「ついさっき隣の部屋に移動してきました 落ち着いたようです」
相「良かったね おーちゃん…」
潤「まだ意識は戻ってないけど ひとまず安心だって」
寝かされてるベッドから起き上がり
スリッパを履く
翔くんの側に行かなくちゃ
潤「無理しないで 大野さん」
智「大丈夫だ お前ら心配かけてごめん おいら翔くんが起きるまで側にいる」
ニ「そう言うと思って隣に簡易ベッド用意して貰いました 交代で看ると言ってあるので大丈夫ですよ」
智「サンキュ ニノ」
隣の部屋に行き
ベッドに眠る 翔くんの顔を見る
まだ青白いけど 呼吸も落ち着いてる
良かった
翔くんの髪を撫でる
自分の指が 震えてるのがわかる
智「馬鹿翔…ビビらせんじゃねぇよ…」
どっか行っちまうかと
どんだけ心配したと思ってんだ
智「おいらひとりにする気かよ…」