第16章 告白16 制裁には制裁を
病院に来て 翔くんの容態を聞いて
すぐさま おいらの血をやってくれって頼んだ
血液のストックはあるからと言われたけど
おいらの血を って
おいらだけ 無傷でいたくなかった
副「大野」
智「副社長…」
事務所の幹部を連れて 副社長が来た
副「今の状況では迂闊にお前達を外に出せない お前達も狙われるかもしれない とりあえず櫻井の病室の隣りの部屋を確保した そこで待機しなさい」
潤「翔くんを刺した奴に心当り無いんですか!?」
副「調べているところよ 仕事は他のグループに振り分けられるものは振り分ける」
ニ「でも」
副「落ち着いて …櫻井の側に付いててやりなさい」
副社長の言葉が
もしかしたら 翔くんは
目を覚まさないんじゃないかって
そんな風に聞こえて
智「しょ…くん 死ぬの…?」
ニ「おじさん 縁起でも無いこと言わないで下さい!」
潤「そうだよ!何言ってんだよ!」
智「おいら…翔くんといる…」
相「おーちゃん… 大丈夫だよ みんなで翔ちゃん起きるの待とう…?」
相葉ちゃんが そっと肩を掴んで
おいらを何処かに連れていこうとする
イヤだ
おいら ここにいるんだ
ここで 翔くんの意識が戻るのを待つんだよ
智「翔くん…」
ニ「おじさん!?」
おいらの意識が そこで途切れた