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99.9%のDNA【気象系BL】

第3章 潤…


全てが和の中に収めると、俺は兄ちゃんの手が俺の髪を撫でた。

「…和、俺…」

「ばーか、泣くんじゃないよ…」

ポロポロと零れ落ちる涙を、兄ちゃんの手が拭ってくれる。

「だって嬉しくて…」

兄ちゃんの初めてを俺にくれたことが、堪らなく嬉しくて…

「それよりさ…俺もそろそろ限界なのよ…」

兄ちゃんが俺の首に両腕を巻き付ける。
グイッと引き寄せられて重なる唇。

「…俺も、かな?」

触れるだけのキスを交わし、俺はゆっくり腰を動かし始める。

兄ちゃんにも、感じて欲しい…
愛する人に抱かれる喜びを…

ただそれだけを思って、兄ちゃんの奥を何度も突き上げる。

「あっ、あん…じゅ…はっ、あっ…」

「和…和…愛してる…よ…?」

「ば、か…俺もだ…よ…」

ニッと唇の端を上げて笑って見せる兄ちゃん。

「もっと感じて…? いっぱい感じてよ、俺を…」

打ち付ける腰の速度を上げ、中心で揺れる兄ちゃん自身を握り込む。

そしてピンポイントであの部分を突き上げた。

「あっ、ひっ…! そこやめろっ…って…。おかしくなる、からぁ…っ…」

おかしくなればいい…
俺の下で狂う兄ちゃんを見せてよ…
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