第9章 家族旅行…
和の腰が、最初はゆっくり…でも徐々に加速を付けて動き始める。
俺は、和の髪や顎の先から落ちる汗の粒を浴びながら、なんとか声が漏れないように、両手で口を押さえるのに必死で…
なのに和はお構い無しに腰を打ち付けてくるから堪んないよね(笑)
当然さ…
「ん…んぁっ…、あっ…あん…っ…」
いくら塞いだって声は出てしまうわけで…
「か…ず…、俺っ…、もう…」
ダムが決壊寸前を迎えようとした時、和が俺の中心を握ったりするから…
「あっ…、イッ、イクッ…!」
俺は和の手の中に、溜まりに溜まった熱を吐き出した。
勿論、俺だけじゃないけどね?
和だって…
「んな締め付けたら…ヤバい…って…」
俺の中に大量の熱を放った。
「気持ち…良かった…?」
俺が聞くと、和は火照った顔を綻ばせながら、耳元に口を寄せ、
「すっげぇ興奮した…。お前もだろ?」
微かに笑いを含んだ声で囁き、手の中にある俺の吐き出した物を、ペロリと舐めた。
「も、もう…、和の馬鹿…、変態…」
ああ、そうだよ、興奮したよ、認めるよ。
壁の向こう母さんが聞いてるかもしれないってスリルと、ほんのちょっとの罪悪感にね?