第8章 流星隊
千秋「よし!みんな揃ったな!いくぞ!」
みんなが1列に並ぶ
『?』
千秋「赤い炎は正義の証!真っ赤に燃える生命の太陽!流星レッド、守沢千秋…!」
奏汰「あおいほのおはしんぴのあかし…!あおい「うみ」からやってきた~♪りゅうせいぶるう、しんかいかなた…きら☆」
鉄虎「黒い炎は努力の証!泥で汚れた燃える闘魂!流星ブラック、南雲鉄虎!」
翠「緑の炎は慈愛の証…。あと何だっけ…癒しがどうとか……名前が「翠」だから流星グリーン…高峯翠…」
忍「黄色い炎は希望の証!闇に差し込む一筋の奇跡!流星イエロー、仙石忍!」
『お、おぉ…?』
何か…何かすごい…!
千秋「どうだ白雪!」
『ヒーローみたいでかっこいいですね!』
千秋「そうだろうそうだろう!」
翠「はぁ…鬱だ…」
奏汰「ぷかぷか…♪」
忍「~♪~♪~」
鉄虎「仙石くん、また手裏剣増えたッスね!」
『(じ、自由だ…自由すぎる…!)』
一体今まではどうやってレッスンしてきたんだろう…
千秋「よし!じゃあいつも通りの練習をするぞ!」
千秋の掛け声でみんなが並ぶ
そして曲をかけながらダンスのレッスンを始めた
『(でも…さすがだな…レッスン内容はすごくいい…)』
今までは全て守沢先輩がやってきたのであろう
1年生の体力に合わせたり…3年生はやっぱり上手いし…
千秋「白雪!どうだ!流星隊の練習は!」
『はい、とてもいいと思いますよ。でも1つだけ言うと…ダンスレッスンのときは守沢先輩、少しステップ間違えてました』
千秋「そうか!よく見てるなぁ」
『でも3年生はさすがです。いいお手本ですね』
千秋「おぉ!そうか!褒められることがないから嬉しいぞ!」
翠「はぁ…またテンションが上がって…ついていけない…」
『高峯くん』
翠「白雪先輩…」
『高峯くん、手足長いから羨ましい』
翠「え…?」
『踊ってるとすごく綺麗。羨ましいな』
翠「そんなこと…言われても…嬉しくないッス…もっと小さく生まれたかった…はぁ…」
『(ネガティブだ…ものすごくネガティブだ…知ってたけど…!!)』
もったいないなぁ…
すごい逸材だと思うんだけど…
『すごい長所だよ?もっと自信持っていいと思うけどなぁ…』
翠「無理です……」