第6章 お姉ちゃん
『んん…』
あれ、体が重い気がする…
りっちゃんが引っ付いてるとかじゃなくて…
『(ボーっとする…何でだろ…)』
体を起こして凛月を揺さぶる
『りっちゃーん…朝だよぉ…起きてぇ…』
凛月「ん~…」
『まーくん迎えに来ちゃうよぉ~…』
凛月「あと5分~……」
『んもう…』
コヨミは起き上がって朝ごはんの準備をし始める
身支度を整えてご飯をテーブルに並べる
『ほらぁ、りっちゃん~』
ピンポーン
『あ、ほら、まーくん来ちゃったよぉ…。はーいっ』
コヨミが扉を開けると真緒が立っていた
真緒「おいーっす」
『おはよ、まーくん』
真緒「凛月は?」
『まだ寝てるの~…早くご飯食べさせて学校行かなきゃ…』
真緒「ったく…相変わらずだなぁ」
真緒はコヨミの家の中に入り、凛月を無理やり起こした
凛月「うぅ…眠い…」
『私だって眠いよぉ…』
眠い目を擦りながら3人で学校に向かった
―――――
『おはよぉ~』
スバル「あ!若葉!おっはよぉ~!」
『うん、おはよぉ』
スバルくんはいつも元気だなぁ…
北斗「若葉。少し顔が赤くないか?」
『え…?そうかな…?』
真「確かに…いつもより…?」
『大丈夫大丈夫!少し暑いだけだから!』
北斗「そうか…?」
真「無理しちゃダメだよ?」
『うん、ありがとう』
2人にお礼を言って席に着く
そして朝のHRが終わり、授業が始まる
『(あれ…?さっきまで暑かったのに…今は寒い…おかしいな…)』
「白雪ー。この問題解けるか」
『あ、はい』
若葉は立ち上がって黒板の前へ
そして回答を黒板にスラスラと書いていく
「正解だ。よくできたな」
『はい』
若葉は席に戻る
『…っ』
座る前に目の前が揺らいで倒れこむ
北斗「若葉…!?」
『だ、大丈夫大丈夫!躓いちゃって…』
北斗「気をつけろよ?」
『うん』