第3章 番外編:お泊りの日
『ただいま…ってあれ』
凛月「………」
戻ってくると凛月は眠っていた
『あーあ…寝てる…。おーい、りっちゃーん…』
頬を指で突くが目を覚まさない
『…ありがと、りっちゃん。傍にいてくれて』
そう言って凛月の頬に唇を落とした
『昔はよくやってたけど…何か照れるなぁ』
グイッ
『きゃっ!』
腕を引っ張られて視界が逆になる
『え、え、りっちゃ…』
凛月「そういうことしてると…いつか襲われちゃうよ〜…?」
『お、おそっ…』
凛月「気をつけないとねぇ~…」
凛月はコヨミの首に顔を埋める
『ひゃ…っ』
凛月「コヨミの血…もらっていい…?」
『…!』
凛月の口元からキラリと光る鋭い牙
コヨミを捕らえる瞳は紅く染まっている
『(まずい…かもしれない…)』
凛月「いいよね…?」
凛月はコヨミの首に牙をつきたてる
『りっちゃん…っ』
凛月「その顔…いいねぇ…♪」
鈍い痛みが首の付け根に走る
『い…っ』
凛月「…甘ぁい…♪」
コヨミの白い肌に赤い血が垂れる
凛月「あ、もったいない……」
流れた血を舌で舐めとる
『ん…っ』
凛月「……!!」
凛月は顔を反らした
『りっちゃん……?』
凛月「なんでもない…」
『……?』
凛月「(ずるい……///)」