第11章 本番
《〜♪〜♪〜♪〜!》
音が鳴り響き、流星隊のパフォーマンスが始まった
会場は盛り上がって熱気に包まれた
『(うん、いい感じ…!)』
屋台の方も何の問題もなく、大丈夫なようだ
ステージに目を向けると奏汰と目が合う
奏汰は若葉に向かって手を振った
『(ふふ、可愛いなぁ)』
若葉は手を振り返した
みんな若葉に気づき、手を振ったりウインクしたりしていた
『(嬉しいけどステージに集中しなさい…!)』
楽しくて忙しい日はあっという間に終わった
―――――
『お疲れ様でした!今日はありがとうございました!』
「いえいえ!大変盛り上がって…!こちらこそありがとうございました!」
『またよろしくお願いします』
椚「よかったですね、初イベントが成功して」
『はい、これからもっと頑張らなきゃ…』
椚「あまり頑張りすぎても…また倒れますよ」
椚は若葉の頭を撫でた
『だ、大丈夫です…気をつけます…』
椚「そう言って倒れるのが…お約束ですね」
『あーきーやーんー!大丈夫だもん!』
椚「はいはい、何かあれば頼ってくださいね」
『…はぁい』
奏汰「若葉…♪」
『あ、深海先輩!お疲れ様でした!』
奏汰「おつかれさまです〜♪」
鉄虎「若葉先輩!お疲れ様ッス!」
忍「白雪殿〜!」
千秋「白雪〜!」
翠「白雪先輩、お疲れ様です」
『みなさんお疲れ様でした!とても素敵でしたよ!』
千秋「白雪のおかげで無事に成功したぞ〜!!ありがとう!!」
千秋は若葉に抱きついて頭を撫でた
『そんな…!僕は何も…!みんなが頑張ったからですよ』
鉄虎「隊長!そろそろ若葉先輩を離してくださいッス!」
忍「拙者たち汗をかいてるゆえ、白雪殿が迷惑でござるよ〜!」
千秋「ん?それもそうだな!すまん!」
『いえ!みなさんよく頑張ってくれました!ありがとうございました!!』