第3章 側にいたいから…

どんなに苦しくても

つき続けると決めた嘘も


たまにすごく辛くなる時もある…



それは大抵


亮ちゃんに新しい彼女が出来た時。



別に彼女が出来たから辛いわけじゃない…

いや…少しはやっぱり辛いけど



それよりも耐えがたいのは…



彼女が出来たあとの


"お披露目会"だ…(涙)



いつもいつも彼女が変わる度

なぜか亮ちゃんは

私に彼女の品定め的役割をさせる…



それもなぜか…

私の家で(涙)



だから今回もしっかりと



『明日彼女連れてみちの家に行くわ…

後おまけで､すばるくんと章ちゃんも…(笑)』



なんてメールが来て

どんよりと気持ちは落ち込んでいく…



それでも私は

この嘘をつき続けると決めているから



今日もいそいそと

亮ちゃんと亮ちゃんの彼女を迎えるために


部屋の掃除に勤しむんだ…(涙)





そして今日も


"ピン…ピンポーン"



この幸せの音と一緒に


地獄にもにたお披露目会が


開催されるんだ…