• テキストサイズ

秘密

第7章 難しい恋


「亮ちゃん…

わがままま言っちゃダメだよ…(汗)」



「だから嫌なもんは嫌やねん!

絶対に入院はせぇへんからな?」




………はぁ(涙)


こんな会話を繰り返すこと

うん十回…



まともに腕も動かせないくせに

入院を嫌だと駄々をこね続ける

亮ちゃんにいい加減うんざりして



「じゃあ亮ちゃんはいったいどうしたいの?

一人じゃ何もできないのに

入院も嫌だし…

マネージャーさんのとこに行くのも嫌って…」



そう呆れながら

ため息混じりに言うと


なぜか亮ちゃんは

そんな私の言葉を待ってましたとばかりに

にっこりと笑って…



「俺の家にみちが来ればええやん(笑)」


なんて

子供みたいな笑顔を浮かべたまま

とんでもないことを言い出す…(汗)



「いやいやいやいや…

だったらマネージャーさんに…」



「他人を家にいれんの嫌やねん(笑)」




「それをいうなら私だって…」




「みちは特別やからええよ(笑)」





そんな有無を言わさぬ

亮ちゃんの笑顔責めと



私のせいでケガをしたことの罪悪感も

相まって…



私がこのがちがちに固められた包囲網から

逃げ出すことは



かなり難しそうです……(涙)
/ 82ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp