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秘密

第6章 すれ違い始める気持ち…


みちと始めて会ったんは…

友達に無理やり連れていかれた

飲み会で…


俺がアイドルやからって


上目遣いで媚を売ったり

ご機嫌とりをしてくる女の子には


正直ちょっとうんざりしてた…



でもそんな中でみちは

俺になんか目もくれず

壁に体を向けて

話しかけてくれるなオーラ前回で

一人の世界に入り込んでいた…



今になって思えば

あれは一目惚れやったんやと思う…


人の目なんか気にせず

自分の世界に没頭する


そんなみちから

目が離せんかった…



みちが女が好き…


そう知った後からも


みちのことを知るほどに

胸に降り積もっていく感情に

かなり戸惑ったけど



それが愛なんやと気付くんに

そう時間はかからんかった…



みちが俺を恋愛対象として

好きになることはない


そう解ってても

ただみちの側におりたくて


みちにこのきもちを感ずかれへんように

最低やと解ってて次々に彼女を作った…



そうすることでしか

ずっとみちの側にはおられへんと

思ったから…



自分の心に嘘をつかせた。



それやのに今になって

嘘で固めた心が

がらがらと音を立て

崩れ始めて…


心がどうしようもなく

みちを求めてしまう



自分でもそれは

止められへんねん…
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