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秘密

第4章 守りたい奴…


あぁ…飲みすぎた…(涙)


昨日は結局何時まで飲んでいて

いつ…家に帰ってきたんだろう…?


目覚めた自分の布団の中で

必死に思い出そうとしてみても


ぼんやりと思い出せるのは

すばるくんの笑ってる顔だけで

後は何一つ思い出せない…(汗)


まぁ…こんな日もあるか…(笑)


なんてごろりと布団の中で

寝返りをうつと



あれ…?


なんか私のすぐ隣に

すばるくんの顔があるよ…?



確かにここは私の家で

確かにここは私のベッドで


じゃあなぜ

私の家の私のベッドに

すばるくんが寝ているんだろう…?



いやいやいや…

まさかね…(笑)



なんて笑いながら

恐る恐る布団をめくった先には



あり得ないことに

見てはいけない光景が広がっていて

全身の血の気が一気に引いていくのが

解る…




私とすばるくんが…?


昨日までどちらかといえば

嫌いよりだったのに…?


あんなことやそんなことを…?




ないないないないない……(笑)



これは絶対に夢だ…


叶わない恋をしすぎて

欲求不満になって見た

幻に決まってる!!




そんな脳内大パニックの中


とりあえずここから逃げ出そう…(涙)


なんてゆっくりと体を起こそうとした瞬間


「みち…?」


そんな少し掠れた声がして

私の体を後ろから伸びてきた手が

引き寄せ…



引き寄せられた腕の中で

パニックで身動きさえ取れない私の唇に

すばるくんの唇がゆっくりと重なる…




これは…まずい…



私の名前を呼ぶ声も

優しく私を抱きしめる手も…

私に触れるやわらかい唇も…




全部が全部現実のようで…



どうやら私はすばるくんと



あんなことやそんなことを

がっつりしっかり

やらかしてしまったみたいです…(汗)
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