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【ONEPIECE】déjà-vu ※書き直し中

第2章 彼等は恩人



「……そろそろアイツら起きてるかな」

サンジはすっと立ち上がり梯子へ向かった

朝日も登ってきた
確かに彼らも起きてるかもしれない

「そうだね、少しだけゆっくりしてからいくよ」

「……そうか、1時間くらいで出来るからそれくらいにまた」
「うん、またね」

ハナは手を振り
サンジを見送り見えなくなって暫くしてから

「……あぁ」

ため息が漏れた
……サンジは、いい人過ぎた

「……なんて奴だろう私はいい人に漬け込んで私は……」

私の言葉を一つも疑わず
彼は真っ直ぐ信じて私を知りたいと言った

その上彼は過去をさらけ出そうとしてくれている

「私は……信じるどころか裏切っているのに」

もう辞めたい

こんなことするくらいなら青キジに追われてでも逃げるべきか?


「よぉ」

「?……!」

悩んでいるとゾロが展望台に上がってきた
……なんで?

「ここは俺の部屋でもある、そこのダンベルみてなにも思わなかったのか?」

「あ……」

言われてみれば確かに展望台にダンベル(それも大きいもの)が置いてあるのは不自然だ

……だいぶここのおかしさに麻痺していたのかな

「……そっか、なら邪魔だね
私は出るよ」
「!」

ゆっくり愚痴をつらつら言うにはうってつけと思ったがそうでもないらしい、別の場所を探さなきゃ

今度からは見張りの未来は見ないでおこうかな……
そうすれば理由もつくし

はあとため息つくと腕を掴まれた

「!?」
「お前みたんだろ、ここで未来を」
「……サンジもう伝えたんだ。うん、今日1日こないよ」

「へェ……だが俺は正直、お前を信じることが出来ない」
「は?」

「アイツらは仲間だのなんだのいうが……誰か1人は疑わねぇといつ襲われるかわからねぇだろ」

……なにか勘づかれてる、と思ったけど
ゾロがいうには疑惑の目も仲間のため なのか

恩人のためなら仕方が無い

「……わかった、何すれば信じてくれる?
今日本当に来ない証明?」

「……まあそうなるな、よし

今日1日、ずっと展望台で俺と過ごせ」

「……なんで!?」

ニヤリと彼はする
なんで?他に方法はあったはずだ

「なんだよ、そんなに俺が嫌いか?」
「……汗臭そう、だし」

「……ッチ、なら俺は今日1日何もしなけりゃいいだろ?」

彼は片手に持っていた小さめのダンベルを置いた
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