rain of conflict【黒バス/ナッシュ】
第1章 rain of conflict
「ッ・・・」
泳いだ視線は、結果ナッシュが予想した案の定の動きをしていた。
加えて赤らんだ頬・・・それは、名無しの心理を理解するに実に容易いものだった。
まだまだ遊び甲斐のある――自身の手のひらで、存分に踊らせることが出来る。
そう思ったナッシュは、引き寄せた名無しの身体をバッと離すと、ベッドの上へと勢いよく寝かせ倒した。
言い零すのは、品性の欠片も滲ませない卑劣な言葉。
けれどそれを強いられることにより、名無しが身体を疼かせ、熱を持つことをナッシュは知っている。
揺さぶりはなお続けられた。
「?!・・・・、・・・や・・っ」
「ハッ・・・とぼけやがって。・・するつもりだったんだろう?一人で・・・。見ててやるから、さっさとヤれよ」
「ッ・・・ナッシュ・・――・・・っ」
「シャワーの前に、一応おまえの分の服もそこに用意しておいてやったのに・・・もとより着るつもりもなかったろう?」
「っ・・・」
「まあ一度抱いた程度で、おまえが満足できねえことくらいは嫌と言うほどオレも知ってるが・・・。・・もう一度オレが欲しいなら、まずは自分でイってみせろよ」
「ナ・・・」
「断れねえよな?!断れば・・・今日はもう終わりだ・・・。帰れ」
「!・・・ッ」
「次は・・・そうだな・・、ひと月くらい空けてみるか?無理だろう?!おまえにとっちゃ拷問と同じか・・・ハハ・・!」