第2章 仲間
「じゃあ、落ち着いたらたくさんお話ししよ?私も蛍丸のこともっともーっと知りたいな」
蛍丸「主……笑うとやっぱり可愛いね」
「えっ……わ、笑ってたかな私?」
にやけてたの間違いじゃないかな?
自分の頬に触れながら目の前では蛍丸がにこーっと笑ってくれている。
可愛くて泣きそう……
「私、好きとかそういうの全然わからなかったんだけど……蛍丸のことすごく好き」
蛍丸「俺も主のこと好きだよ?」
「わ、私はその倍好き」
蛍丸「じゃあ、その倍の倍好きだよ!」
「えぇっ、じゃ、じゃあ」
明石「主はん……保護者の座は譲らんから覚えとってください」
「え、いらない」
蛍丸をぎゅーっと抱き締めていると明石が変なことをいってきた。
保護者って……もしかして蛍丸の保護者なのかな。
でも……保護者が必要なのは蛍丸よりも……
明石「なんです?」
「あ、ううん。何もない……じゃあ、ちゃっちゃと済ませたいから次に行くね……明石、だらだらするのは構わないけど、身体を痛めないようにね?」
明石「…………」
「それじゃ、またね」
やっぱり結構な人数がいるな……。
挨拶回り兼、手入れ回りをしているけど……今日中に終わるだろうか。
布団の用意とか必要だしどこで寝てもらうか……審神者って考えてばかりの仕事なんだな……