第2章 仲間
「あ、ごめんなさい。長谷部さんが寝ていた布団を使わせてもらって……代わりますので長谷部さんが使ってください」
長谷部「俺は大丈夫ですので主がおやすみになってください」
起き上がろうとするとそれを制されてしまい、仕方なくもう少し休ませてもらうことにした。
霊力は高い方だと聞いていたのに初日で頑張りすぎたな……。
いつの間にか夜になってるし、本当なら今日中には手入れを済ませて明日はみんなのことを知るために何かしたりと考えていたのに、手入れしてもまだ半分以下ってところだろう。
みんながみんな傷つけられてないといいけど……
長谷部「眠らないのですか?」
「清光達はまだ働いてくれているのでしょう?お疲れさまって言うまでは眠れないよ……長谷部さんこそおやすみになってください。手入れをしたとはいえあなたは重傷で寝込んでたんですから」
長谷部「いえ、俺は大丈夫ですので」
私が気になるんだけどな。
私のそばで正座をしてこちらのことをガン見してくるものだから落ち着かない。
まるで監視されているようだ。
一人や二人は手入れできるほど回復はしたが、このまま手入れを再開、なんてさせてもらえそうにない。
今日はおとなしく休むべきかな。