第45章 新しいタイプ
加州「……主って本当……変」
「本当いきなりだね!」
加州「主が俺たちを幸せにしたいーってずっといってるからそこは信じるけど……全然そういう素振りないから」
「……清光ってたまにグサッと来るようなこというよね……さすがの審神者様も泣いてしまいますよ」
清光に指摘されてしまうのも仕方がない。
みんなを幸せにしたい宣言をしてから……行動に出るまでがとろいのです!
もちろん自覚がありますとも!
言い訳したくないけど審神者の仕事って楽じゃないし、みんなのこと知ろうにも数が多くて情報が入ってきても混乱してしまうのだ。
まずはその人のことを知ろうにも一人が……まあ燭台切さんが人妻好きだったなら、その情報が違う人に移るのだ!
……うまく言えないけど、十の情報があればそれがシャッフルされて本来JKが好きなはずの鶴丸さんにシャッフルされたことで、鶴丸さんは人妻好き!っと間違えてしまうのだ。
そんな状態でみんなを幸せなんてできるわけがない。
「……もっと交流するべきなんだろうけど……一応挨拶は返してくれるし、世間話みたいなのに付き合ってくれる子もいるし……」
仕事が忙しくて、今は大丈夫そうだって甘えてたな。
これがよく聞く倦怠期のきっかけとなる……。
「……宴会、開こうかな」
加州「主、赤字って言ってなかったっけ?」
「赤と黒って色似てるのよね」
加州「現実逃避すると困るの主だよ」
ですよね。