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【刀剣乱舞】月夜の華〈R18〉

第42章 訪問




「よし、手入れ完了」


軽傷なのですぐに手入れが終えると小夜ちゃんは何か言いたそうにしては目をそらしたりしている。

こう見ていると……男の子だから小夜くんの方がいいかと思っていたけど、やはり可愛さから小夜ちゃんって感じがしっくりくるな……可愛い。


「何をしていたのか気にはなるけどあえて聞かないことにするね……でも、あそこにいたら怪我しちゃうから、できれば気を付けてほしいな」


本当、何をしていたのか検討もつかないのだが好きであそこにいるとするなら私も、あんなところに行かないで、なんて言えるわけがないのだ。

小夜ちゃんは相手のことを見たかと思うとすぐに目をそらしては落ち着かないのかそわそわしている。

またその姿が可愛い……


「ほんま好きやな子供」


「いつまでいるんですか……帰るんじゃありませんでしたっけ?」


「いたいけな少年が連れていかれてんの目撃して帰れるかあほ」


なんだか私がショタに手を出す危ない人種に思われているみたいで嫌だな……子供は好きだがそういう方向には歪んでない。

なので失礼な発言には全力で否定したいところだ。


「あの、とりあえず大丈夫なので早く帰った方がいいですよ」


「そうですね。本来政府である自分達が審神者様と接触すること事態あり得ないことですし、用が終えたなら帰った方がいいかと」


「おまんは、ほんっっと堅いな。わしゃあこやつの保護者やから会ってもえーの、会いたいの、娘に会うなとかお前鬼か」


「娘って……え、先輩の娘さんだったんですか」


「信じないでください。そんな事実はありません……保護者というのは否定しませんが」


小夜ちゃんの頭を撫でながら二人を見る。
何もかもが緩い自称保護者と規則を重んじていそうな堅物のお兄さん。

対照的で見ていて面白いかもしれない


「……小夜ちゃんは可愛いままでいてね」


小夜「ん……?」



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