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【刀剣乱舞】月夜の華〈R18〉

第27章 遠征




「ごちそうさま……あの燭台切さん、気になったのですが燭台切さんには料理のスキル……あー……えっと、料理ってどうやって覚えたんですか」


燭台切「前の持ち主の影響もあるかもしれないけど、この本丸を見て回ってるときに面白い書物を見つけてね」


「書物を、ですか」


食事を食べ終えると、気になっていたことを聞いてみた。

掃除から料理といろいろと自分がやっていかなくちゃと考えていたために刀剣男士が料理できるなんて想像もしていなかったので驚いたのは記憶に新しい。

書物ってことは、書斎から見つけてきたのだろうか。

いたるところに以前の主の……忘れ物というか、残したものがあるから私でもそれを使うのに躊躇いはあった。


燭台切「ここにいた前の子のものなら触らない方がよかったかな……?」


「詳しい話は聞いてませんが、ここを使われていた主様はとても暖かい方だと聞いてます。きっと残したものを使わずにいるより使った方が喜ばれるかもしれません。私の考えでは、ですけど」


人に触れられたくないものもありそうではあるが、部屋にあったものは汚れもなく大事に使われていたと感じられるものなので使ってあげた方がいいかもしれないと思ったが……。

あとで政府の人に聞いておこうかな。


燭台切「そっか。君は何か食べたいものとかあるかい?難しいものでないなら作ろうかと思ってるんだけど」


「え、いいんですか……そうですね……オムライスが、食べたいです」


燭台切「おむらいす……?あぁ、卵で作るあれのことか」


名を聞いてあれだと思い出せるくらいにその書物とやらをよく見ているのだろう……現世に行くことがあれば料理本を何冊か買っておこうかな。

それにしても……何度見てもかっこいい人だな。

あの眼帯はおしゃれなのかわからないけど男前というか色男というか……とにかくかっこいい。

こんなかっこいい人が現世で歩いていたら両手に花で女を侍らせたりして……

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