第1章 新生活。
しばらくすると遼平が部屋にやってきた。
「夜中に悪いねぇ!バイトが伸びちゃってさぁー」
遼平は申し訳なさそうに部屋に入ってきた。
「え?遼平バイトしてんの?」
「あれ?言ってなかったっけ?居酒屋でバイトはじめたんだぁー」
「へぇ。あ、お風呂入る?」
「お!悪いねぇ!じゃぁ部屋着的なもん貸してくれる?」
「わかったぁー。」
遼平は少し小柄なので私の洋服も着れる。
私は適当にジャージとタオルを取り出し、遼平に渡した。
「さんきゅー!じゃ!風呂借りるわ!…覗くなよっ!」
遼平はヘラっと笑って風呂場へ向かった。
「覗かないしバーカ!」
私も笑顔で遼平を見送った。
ふと携帯を見ると小島さんからの返信が来ていた。
思わずニヤけてしまい、
私はすぐに返信をした。