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Misanthropy Syndrome

第5章 繋がる線。


それから私は指示を実行しはじめて
一週間がたった。

プリペイドの方に来ていた
あのメールが

携帯の方に送られるようになった。
私は教えるのを辞めた。

次の準備に入ろうとした。

そんな時、
由香里から電話があった。

由香里は泣き喚いていて
何を言っているかわからない状態だった。

でもずっと

『S町のMビルに来て』と言っていた。

私はすぐにそこへ急いだ。

一応、
みくさんとあっくんにも連絡を入れておいた。


すぐにタクシーに乗り込み、
Mビル前まで行った。

なにやら人だかりが出来ていて、
警察まで来ていた。

「何があったんですか?」
私は野次馬に聞いた。

「ほら、上見てみぃー。自殺しようとしてる奴がいるんだよ。」

野次馬が指差したほうを見た。

上には…

慶介が居た。

「…けい…すけ…!?」

私はそこから周りが止めるのに逆らい
ビルへ入り、屋上へと向かった。


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