• テキストサイズ

Misanthropy Syndrome

第3章 崩壊。


その日、10時過ぎにまた慶介からメールが来た。
私はなんだか怖くて
すぐにメールを終わらせた。
携帯を見るのが怖くて
私は携帯をクッションの後ろに隠した。

それから私は課題をやったり、
TVを見たりしていた。

気がつくと12時を回っていた。
さすがにもう寝よう。
私はそう思い、隠していた携帯を取り出し、
画面を見た。

『新着メール50件』

その表示に思わず手が固まった。

送り主は1通は慶介からで『おやすみ』という内容だった。
その他49件は全て知らないメールアドレスからだった。

私は恐る恐るそのメールを開いた。

『夜更かしは肌に悪いよ。』
『まだ起きてるの?』
『今、窓際に立ったね。』
『ねぇ、メール返してくれないの?』

そのようなメールが5分おきごとにずっと送られてきていた。
途中で吐き気に襲われ見るのをやめた。

誰かが外から私の部屋を監視している。
私は寒気がして動けなくなった。

私ははっと我に返りすぐに部屋の電気を消した。
そして遼平にメールを入れて
すぐに携帯の電源を落とした。

布団の中に潜り込み、耳を塞いだ。

外から聞こえてくる雑音が
怖くてたまらなかった。



/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp