第1章 クロ猫彼氏とワタシ
「なぁ、口で……シてみるか?」
「えっ……?」
「あ、いや……無理にとは言わねぇけど……」
口で……とは
いわゆるフェラチオというヤツ、
ですね……。
「鉄朗は、口で……シて欲しい……?」
「まぁ、一回は経験してみたい……とは思うけど、ヒカリが嫌なら無理強いはしねぇよ」
優しく頭を撫でてくれる。
あぁ、愛されてるんだな……
なんて、心が温かくなる。
「どう……すればいいの……?」
「……いい……のか?」
鉄朗は
「ホントにいいのか?!」
なんて、何度も確認してくるけど、
私も鉄朗を
気持ちよくしてあげたいと思うから
口で……シてあげたい。
「私も……、鉄朗を気持ちくしてあげたいから……」
顔が熱い。
きっと、顔真っ赤だろうな。
「ありがとう」
と言って、鉄朗が触れるだけのキスをした。