第3章 女の子の香りとオレ
廊下の方では
ガチャガチャと
洗濯機と格闘してる音。
時折
「きゃっ!」
とか
「うわっ!」
とか
凄く心配だ……。
「大丈夫か?」
廊下に向かって声を掛ける。
「うん! 洗剤がいっぱい入っちゃったけど、大丈夫!」
いや、それダメなんじゃね?
なんて思いつつも、
大丈夫と言った彼女の気持ちを
尊重しようとその場に留まった。
戻ってきたヒカリは
いつの間にか
Tシャツとショートパンツの
ラフな格好に着替えていた。
ショートパンツから覗く
スラッと伸びた足が
俺のおさまりかけていたソレに
再び熱を注ぐ。
あぁ、
もういいや。