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【ハイキュー 裏夢】クロ猫彼氏と月の王子様
第2章 スポーツ男子とワタシ
気にすんなとは言うものの、
大事な大会を控えた選手を
自分の私利私欲のためにサボらせるのは
とても気が引ける。
「ごめんね」
もう一度謝ると
「気にすんな」
って頭を撫でてくれる。
鉄朗の大きな手
凄く安心する。
「ほら行くぞ」
そう言って差し出された手を
そっと握り返す。
握り返して、
そのままギュッと
奈々に言われた通り
押し付けてみる。
鉄朗の肘辺りが
私の胸の間に収まる。
これ……
凄く恥ずかしいんですけど……。
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