第2章 スポーツ男子とワタシ
「黒尾先輩は、夜久先輩にヒカリの胸が当たってんのがヤだったんじゃない? ほら、ヒカリ胸大きいから♪」
「そんなつもりじゃないのに……」
「黒尾先輩もそれはわかってると思うよ? ヒカリはチョーが付くほどのド天然だからね?」
「うーん……」
奈々が言うほど、私は天然なのだろうか?
日常生活も問題ないし……
普通だと思うけど……。
「で? 昼休み、どこでシてたの?」
「そ!? そんな事、私言ってない……」
「え? またいっぱいシちゃって、寝ちゃってたんだと思ってたのに……」
奈々……あなた、エスパーですか?