第15章 月の王子様とワタシ

久しぶりに感じる鉄郎の体温。


比べちゃいけないけど
蛍ちゃんのソレよりも
お腹の圧迫感が強い気がする。



片足立ちのため
不安定な体制を支えるため
鉄郎の太い首に腕を回す。



「なんかこの眺め……エロい……」
「バカっ……」



鉄郎は悪ぃと言って笑ってから
ゆっくりと動き出した。


奥に当たる度に
背中を電気が走る。



久しぶりの感覚。

久しぶりだけど、
身体は覚えてる。


「んっ…………っ……てつろっ……」
「ヒカリっ……」


お互いを求め口付ける。
二人を繋ぐ接合部からは
ぬちゃぬちゃといやらしい音が漏れる。



「ちゃんと、捕まってろよ……？」
「えっ……んぁっ！！ ダメっ、奥っ……ゃぁっ！！」


鉄郎は反対の足も持ち上げ
私は鉄郎に抱き抱えられる状態となった。

私の体重で
鉄郎のソレが更に奥に突き刺さり
一番気持ちのいい所が刺激される。


「ぁっ、あっ！！ ダメっ！ てつろっ……やっ……イッちゃうっ！！」


全身を電気が駆け巡り
仰け反りながら激しく果てた。


その間も
鉄郎は腰の動きを止めてくれない。


「やっ、やっ……らめっ……っ！！ 気持ちぃが止まんないぃ！！！」