第13章 未練タラタラなオレ
どんな夢を見ているのか
ヒカリはどんどん激しく絡みついてくる。
俺は再びバランスを崩し
今度はヒカリに組み敷かれる状態になった。
「おいっ! マジで起きろ! てか、起きてんだろ?」
瞳を閉じたまま
ヒカリは何も返事しない。
ガシッと顔を抑えられたかと思うと
そのまま唇を奪われる。
「ちょっ! 待てっ!! んっ……んぅっ……」
唇の隙間から舌がねじ込まれ
俺の口内を犯す。
いつもヒカリに俺がしていたように
今度はヒカリが俺にしてくる。
「んっ、やめっ……うぅ……んっ……」
不覚にも声が漏れてしまう。