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【ハイキュー 裏夢】クロ猫彼氏と月の王子様

第12章 夏休みとワタシ




気が付くと、目の前に蛍ちゃんが居た。


『こんな所で、何してるの?』
『何言ってるんですか? ヒカリさんから、誘ってきたんですよ?』
『そんな訳、ない……』


私は蛍ちゃんから離れようと
1歩ずつ後ずさる。

けれど、狭い部屋の中では限りがある。


すぐに壁際まで追いやられてしまった。



『前と、一緒ですね……追い詰められるの、好きなんですか?』
『ひゃっ!!』


耳元で囁かれ
背筋がゾクリとする。


そのまま耳朶を首筋を
蛍ちゃんの舌が這う。


『んぅ……やめて……』


嫌なはずなのに
身体が反応してしまう。


『アノ人にどれだけ開発されてるんですか……? そんないやらしい声を出して、僕を誘ってるとしか思えないですよ?』


眼鏡の奥に光る双眸で
私の射抜く。


金縛りにあったかのように
私の身体は動かない。


どんどんと近付いてくる蛍ちゃん。


「いや、ダメ……蛍ちゃん、やめて……」


蛍ちゃんの唇が
私の唇と重なる。


「鉄朗……ごめん……」


瞳を強く閉じ、心の中で囁いた。



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