第10章 秘密とボク
1階まで降りると
最寄りのトイレに駆け込んだ。
個室の鍵を閉め
疼く下半身を取り出した。
はち切れんばかりに主張するソレを
上下に扱く。
「っく…………ヒカリ……さん……ヒカリ……っ!!」
先程の妖艶な彼女を思い出し
欲望のままに自身を扱く。
何度となくしてきたその行為も
リアルなモノを手に入れた後では
刺激が全く違うものとなる。
「くはっ……んっ……ふっぅ……んくっ……」
裸で乱れるヒカリさんを想像し
自身を上下に扱く。
いつも以上に先走りが溢れ出し
ポタリポタリと便器に垂れていく。
「はぁ、はぁっ……」
腰の奥に射精感を感じ
動かす腕を早める。
僕自身は真っ赤に腫れ上がり
いつ爆発してもおかしくない。
「ヒカリさん、ヒカリ!! 出るっ、出すよっっ!!!」
想像の中の彼女に思いっきりぶちまける。
瞳を開けると
便器を外れた精がそこら中に飛び散っている。
現実と向き合い
虚しい気持ちが心を満たす。
彼女を手に入れたい。
彼女の全てを僕のものにしたい。
その後、ヒカリさんを思い
おさまらない精を3回吐き出した。