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いちご☆恋模様

第18章 大丈夫


「・・・ヒカリ、大丈夫か?」

俯きながら歩いていたからだろう。遙先輩が心配して声をかけてくれる。

「あ!だ、大丈夫ですよ!」
「本当か?今、その・・・山崎がいただろう」

え?・・・遙先輩今、『山崎』って・・・

「へ?あ、あの・・・」
「この前のお前と江の話・・・悪いとは思ったが、聞いてた。真琴も怜も渚もな」
「え・・・えええぇぇぇ?!ちょ、ちょっと・・・ええぇ?!」
「落ち着け、ヒカリ」

いや、落ち着いてなんていられない。私が宗介さんを好きってことも、フラれちゃったってことも、全部遙先輩達は知ってるってこと?!
どうしようどうしよう、頭の中がパニックで言葉が出てこない。

「な、な、なん・・・で・・・あの・・・う・・・あー・・・なんで・・・」
「落ち着け、とりあえず深呼吸しろ」
「は、はい・・・すぅ・・・はぁぁぁ・・・」

遙先輩に言われたとおり、深呼吸する。まだ混乱してるのは変わらないけど、ほんの少しだけ落ち着いた。
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