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いちご☆恋模様

第21章 小さなお願い


今まで食欲が落ちたことなんてないのに、県大会の日からずっと、あまり食べられない日が続いている。ダイエットだよ!などとごまかし続けてきたけれど、親もそろそろ心配し始めている。

・・・よし、明日は宿題は後回しにしてやっぱりどこかに出かけよう。買い物して、無理矢理でもいいなんか美味しいものでも食べたら少しは元気がでるかもしれない。

そう思った時、机の上の携帯が鳴った。江先輩からだった。


「はい」
『あ、ヒカリちゃん。今大丈夫だった?』
「はい、何かご用ですか?」
『うん、ちょっとお願いがあって。明日、もし時間があったら、プロテインを買ってきてほしいんだ。ちょうどなくなっちゃって・・・』
「あ、はい。大丈夫ですよ、私買いに行ってきます」
『ホント?!よかったぁ。私、明日は用事があって行けなくて。スポーツ用品店にあるんだけど、お店の場所、わかるよね?』
「はい、わかります」


江先輩のお願いを私は引き受けることにした。ちょうど出かけるつもりだったし、そのついでに寄って買ってくればいいと思った。
きっと渚先輩しか喜ばないだろうけど・・・
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