第12章 12
仕事はそこそこおしたけど思ったほどではなくて
由梨の運転で悠ちゃんを先に下ろして俺たち3人は家に帰ってきた
「冷蔵庫って今何入ってる?」
「あ、今この前和さんが貰ってきた魚があるよ」
「お、んじゃそれでなんか作ろー」
やった。とニコニコする由梨は風呂場に行きお風呂を溜めに行った
「和さんなんかリクエストあります?」
「ハイボールの気分かなー」
「おっけ」
手際よくキッチンで色々出す姿は
もう自分の家かのようで思わず、フフッ。と笑う
「(ガチャ)和さんあと5分くらいでお風呂沸くので一番風呂是非」
由梨がそんな事言うから
「あれ?一緒に入らないの?」
あれ以来一緒にいる時はできるだけ入ってるからそう言うと
「へっ?!…あの、、」
チラッと秋ちゃんの様子を伺う由梨
秋ちゃんは秋ちゃんで
気づかないフリしながら
なんかちょっと微笑んでて
なに
2人とも面白いんだけど
「クフフっ。だーいじょーぶよ。秋ちゃんは俺たちが仲良くしてる方が喜ぶんだから」
「え、でも」
「ほら、おいで?」
手をそっと引くと
拒否は一つも感じられなくて
素直に着いてくる由梨