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2人の距離〜2nd〜

第12章 12





「フフッ。楽しみ。何かな?」
秋ちゃんは結構手の込んだ料理を何なく作るから

「この前の和さんの誕生日以来じゃないですか?」
ヘアメイクを再開しながらそう言う由梨


確かに
あの人何故かウチの記念日という記念日祝いたがるから


「秋さんって。良い男すぎますよね。…ちょっと残念なとこあるけど」
悠ちゃんがそんな事言うから吹き出してしまう

「クフフっ。どうしてそう思ったの?」

参考までに聞いてみたい


「え?だってノリいいし、話題に事欠かないし。見た目もいいし料理もできるんすよ?あと優しいじゃないすか!」

「そうだよね。いつもたいちゃん優しいよ。すごいモテてる」
由梨はよく一緒にいるからか色々知ってんのかな


「そうっすよね?この前一緒に飲み直した時も凄かったっす。だけど………オタクなんですよ」

「えっ、、、知らない」
びっくりして相葉さんの顔のマッサージをしてる手が止まる

「え、秋岡ってオタクなの?アニメとか?」
相葉くんもよくその体制で喋れるよね
由梨の手が顔のど真ん中で止まってるのに


慌てて再開する由梨にチラッと目を向けてこっそり笑う


「だってそうじゃないすか。オタクですよ。二宮家の」
相葉さんの肩揉みに入った手がまた止まる由梨


「由梨さんと二宮さん帰った後もずーっと2人の話してましたよ。2人のいっちゃいちゃしてんのが見れるのが最大の癒しで幸せ感じるんですって」

悠ちゃんの言葉に震え出してまた赤くなる由梨に笑わずにはいられなくて



「な、なんて話をしてるの」

「クフフっ。……秋ちゃん。、なるほどね」

突然の爆弾投下にしゃがみ込む由梨に思わずニヤニヤしてしまう


「うわー。ニノ悪い顔してる」
若干引いてる相葉くん



しょうがないのよ

たった今のこの状態の由梨

大好物なんだから








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