第19章 19
次の日
先に目が覚めたのは私で
隣でぐっすり眠ってる和さん
時計を見るとそれなりの時間だったけど幸い2泊の予定だからゆっくり起き上がり裸のままガウンを軽く羽織って窓際へ
外を眺めると
都内なのに緑いっぱいで
なんか癒されて
ここを選んでよかった
昨日
あれから初めて和さんの気持ちが聞けて
それで何となく気づいてしまった
私
和さんとの子が欲しいんだって
だから勝手に悩んで
ぐじぐじして
たくさん迷惑をかけてしまった
それなのに和さんは
暖かく包み込んでくれて
「全然変わらないな」
「何が?」
フワッと包み込まれて
「フフッ…体冷えてる。もっかいベッドいく?」
なんて魅力的なお誘いをしてくる