第17章 17
「そうだね。でもそれに甘えちゃダメなんだってわかってるの」
「……今はいんじゃねーの?充分らぶらぶなんだし。なっ?」
手を拭いた後シャツの袖を摘まれる
「察するに適当に着た服がそれだったんだろ?」
「え?……うそ。恥ずかしすぎる」
よく見てみると
着てた服が和さんので
「由梨ー。シャツ間違えてるよ?……あ、秋ちゃんおかえり」
私の手に持ってるペットボトルをそっと取り上げてごくごく飲む上裸の和さん
「ご、ごめんなさい!直ぐ返します!」
「ンフフ。落ち着きなさい。秋ちゃんにその下見られちゃうよ?貴女下着も付けてない」
頭をぽんぽん撫でられて我にかえる
「ハハハッ。面白すぎ」
赤くなった顔を両手で隠す
「もういいから寝よっか」
お休みー。とたいちゃんに言って寝室に連れて行かれる
「フフッ。秋ちゃんが害ない人間でも。下着はつけようね」
シャツを脱がされて下着をつけてくれる和さんに、はい。としか言えなくて
でもそれも含め面白かったのかずっとニヤけてる和さん
「今日声気にしないでしちゃったけど。聞かれちゃってるかもね」
コソコソし忘れた?と言いながら抱きしめられてまた布団へダイブ
「ンフフ。最後まで出来るかわかんないけど。もうちょっと触ってもいい?」
そんな事聞かれて
嫌だなんて選択肢はなくて
もう既に少し火照ってしまう身体は
まだまだ和さんを欲しがってる
「触ってください。キスもしたいです」
「いいよ?声出さない様に頑張ってね。」
そのまままた快楽の世界へ誘われる