第7章 黒闇家は鬼の血を引く
ぬちゃ…
指先に自分から溢れた蜜が触れる
温かく、ぬるぬるしていた
「ほら、開いてよく見せろ。俺が欲しいんだろ?」
八千代は赤い瞳を細めて鈴音を見下ろす
鈴音はごくっと唾を飲む
欲しい…
すぐにでも欲しい…
八千代から与えられる刺激も、絶頂に達する気持ち良さも知ってしまった今、我慢なんてできない
そのうえ、八千代の瞳にドキドキした
見られている
その事が鈴音を興奮させる
「鈴音」
「は…はい…」
鈴音にある恥じらいは徐々に無くなり、八千代を求めて指先に力を入れ、ゆっくりと左右に開く
ぬちゃっ…と再び音がして蕾や蜜壺が露になると、八千代は満足そうに声を上げた
「あぁ、よく見える」
「八千代さん…触れて…下さい」
「そうだな。褒美をやらなきゃな」
八千代の指がつん、と蕾に触れる
「あぁん!!」
更にグリグリと弄られ、鈴音は我慢できずにはしたなく喘ぐ
待っていた快感の波に鈴音は思わず手を離してしまう
すると八千代の手も止まった
「ダメだろ、鈴音。ちゃんと押さえてないと弄れないぞ」
「あぁん…そんな……」