• テキストサイズ

交わりの祠【R18】

第6章 ★薫の秘め事(~P83)


薫の瞳に涙が浮かぶ


辛い、辛すぎる

好きな人を信じられないなんて…



いや、好きと決まったわけではない


薫は頭を左右に振る



「薫さん…」



薫の涙を見て奏月は僅かに動揺している様だ


だが、その腕を緩める事は無かった



「申し訳ありません。ですが、これだけは譲れません。薫さん、貴女が好きです」


「止めてくださ…」


「ここはもう、貴女の事を考えると抑えきれないのです」


「えっ?」



ここ、とは何か


薫が疑問に思った時、腰が更に引き寄せられた


その瞬間、お腹に固いものが当たる



「そ、奏月さん…」


「毎晩自分で慰めても静まらないんです。貴女が欲しくて…」



ドクンーー


薫の胸が高鳴る



「奏月さん…」


「薫さん」



ほんの少し、隙を見せるとあっという間に唇が重ねられる


お腹に固いものを感じたまま口内を犯されてた


舌が絡み合い、息と唾液が混ざる



「あっ…そぅ…げつさ…」


「そんな声を出さないでください」



止まれなくなる、と言って奏月は薫の舌をむさぼった


立っていられなくなった薫が力を失うと、そのまま寝かされる



互いの息は上がっていた



「薫さん…貴女が欲しい」



求められて嬉しい


だけど素直に受け入れていいのだろうか


僅かに残っている理性が薫を葛藤させた



「嫌なら抵抗してください。私は貴女を抱きます」



そう言って奏月は薫の首に唇を這わせる


/ 233ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp