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交わりの祠【R18】

第5章 官能的な仕事


「これか…」



八千代は祠を見つめる


その壁には亀裂があった



「うちと同じ状況だな」


「…そう、ですか」


「まぁ。俺らが揃えば大丈夫だろう」



そう言って八千代はニヤリと笑う



「や、八千代さん…周りに結界を…」


「まかせな」



八千代が手をかざすと白い靄が現れ、祠や鈴音たち周辺に広がる



「周辺に人はいないようだな。それに、結界を解かない限り誰にも見られる事はない」


「八千代さん…」


「なんだ。もう欲しいのか?」



こくん、と頷く


再会してからずっと願っていた


触れて欲しいと



「まったく。これは仕事だぞ」


「わかっています。でも、八千代さんを前にして抑えられないんです」



八千代の胸に顔を寄せ抱きつく


たくましい胸が高鳴っていた



「…鈴音」


「八千代さん」



自然と唇が重なる


舌が絡み合い、くちゃくちゃと音を立てる



「八千代さ…んっ」


「そんな声出すな。我慢できなくなる」



互いの息は既に熱い


どちらも欲しくて交わりたいという思いが溢れていた



八千代は着ていた着物を一枚脱ぐと草の上に敷く


そして鈴音を横たわらせると再び唇を重ねた



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